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Cute Movies

デアデビル

監督:マーク・スティヴン・ジョンソン

ベン・アフレックが主演だから!という理由で観に行きました。
悪者の親玉があの「グリーンマイル」の主人公、ほら、あの大きな人ですよ。
オーバーオールを着てた囚人いたでしょう?
見るからに良い人そうなやさしい笑顔の黒人マイケル・クラーク・ダンカン。
それもちょっと気になってたんです。

アメリカンコミックの「デアデビル」も見たことがない私が持っていたイメージは「スーパーマンみたいなかっこいいヒーロー」だったのですが・・・

正義の味方デアデビルが生まれるまでの物語は、とても悲しいものでした。

子供の頃、事故で盲目になった主人公が、その後肉体と精神、感覚を鍛えて「音で見る」レーダーセンスを自分のものに。それを武器に悪者と戦っていくというお話です。

昼は盲目の弁護士、夜はデアデビル。

彼は盲目でありながら、美人は匂いでわかるんです。朝、コーヒーショップのテーブルについていながら店の外を歩いてくる女性、それも魅力的な女性だけわかるんですよ、これが。

そこからのナンパがまた上手。なるほどー、これはいいぞ、、、なんて感心しちゃいました。こんなのに引っかかってみたいですねー、ほんと。

ベン・アフレックと言えば、「アルマゲドン」や「パールハーバー」でもおなじみ、最近では女優であり歌手であるジェニファー・ロペスとのアツアツぶりでも有名です。かっこいいですよねー。

デアデビルでももちろんかっこいいんですが、昼間の弁護士姿はいまいちボケてるというか、一人暮らしの男性をうまく表現してるというか、寝ぐせのままスーツを着て出かけたりしてます。それもまた良し!?

出かける前に財布の中にお札を入れるシーンがあるのですが、お札によって折り方を変えてるんです。10ドル札は縦折り、100ドル札は横折り、というふうに。
見えなくてもスマートにレジを済ませられるのはこういう工夫があった!
映画のワンシーンで今まで知らなかったことがほんのり見えてくるものですね。

格闘シーンも迫力満点だけど、やっぱりただのアクションヒーローものとは違う映画だと思います。
正義って何なんだろう?正義って悲しいのかな・・・
復讐と正義は違うものだと考えさせられる、そして悲しい恋の物語が、観た後に心の中をほろ苦くさせる作品でした。




text by...  たるぴ

2003/04/29